丸山和也事務所
参議院議員・弁護士
丸山和也氏
2014.1.27 15:30
◆業種
参議院議員・弁護士
◆子供のころになりたかったものは?
事業家とか宗教家
なりたいと言うよりは凄いなと思った。
宗教家とは、空海やゴータマ・シーダルタのような賢吾者のこと。
特に誰かに教わった訳ではなく、幼少の頃から本を読むことや日常生活を通して自然に尊敬するようになった。
父は小学校の校長をしていたこともあり、厳格でうるさい所もあったが、真面目で誠実。
勉強に関しては「宿題しろ」くらいしか言わなかった。
母は、包み込んでくれるような優しさを持ち、慈愛に満ちていた。
母は本が好きで、よく読んでいた。
両親とも、どちらかと言えば放任主義であったが、物事を熟考できる環境だったと思う。
また父は、慎重な生き方をする人で、「無茶な事はするな、乱暴はするな」とよく言っていた。
それは私が大人になっても変わらず、100Kmマラソンに挑戦する事が決まった時も、父からは「年を考え無茶なことはするな、今からでも遅くないからやめておけ」と諭す手紙が届いた。
◆毎日欠かさずしていることはありますか?
積極的な体調管理。
「体調を整える」事は、「生きる」事そのもの。
呼吸、歩く事、食べる事、寝る事、お酒の飲み方等全て、体調に関心を持ちつつ行動する。
生きることに対する真摯な姿勢が大事と心得る。
◆自分の支えになった、或いは変えた人物・本は?
たくさんあって絞れない。
幼少期の環境というのは、人間形成に大きな影響を与える。
幼い頃から、家族と共に農作業をしながら、寒い、暑い、キツイ等を体験し、家族皆で力を合わせることが当たり前に育った。
大都会では経験できないことだろうが、農作業をしながら満点の星空を見て宇宙の雄大さを肌で感じた。
そしていつからか、壮大で神秘的なものに憧れを持つようになった。
夕焼け空にカラスが鳴いたら家に帰り、夏は川で泳ぐ等、自然の中で生きることは感受性を豊かにし、草木を思いやり、生き物、命に対する思いが深まる。
自然教育が大切なものを教えてくれた。
また、高校三年間の部活で続けた柔道も、今の私の人格に多大な影響を与えたと思う。
◆自分の人生を変えたきっかけになった言葉は?
特にないが、禅の師から「生まれたことに元々目的はない。しかし目的は作るもの」と教えられたことには感銘した。
1、「空 遊 狂(くう ゆう きょう)」
空に遊び狂を律する。
私が創った言葉。
空は、哲学、宇宙の根本、色即是空の空。
遊は、心持ち、ロマン、自由自在で捕らわれないということ。
狂は、エネルギー。
エネルギーを有効に使い、空に遊ぶ。
2、「露 堂 堂(ろ どう どう)」
これは禅語によく現れるが、隠さない、ありのままを生きる。
見栄を張るのではなく、自分を飾らず、取り繕うことをしないで堂々と生きろということで、これが実は簡単なようでなかなか難しいのである。
座右の銘の一つ。
こういう生き方を心がけている。
◆人生の転機はいつどんなことでしたか?
18歳で東京に出て来た時。
東京に出たくて、東京の大学を受験した。
人生の中で一番明るく輝き、日差しの強い時代だった。
父は東京に出る事を反対したが、母が私の気持ちを汲んで擁護してくれた。
大学に合格し、東京で一人暮らしを始めた。
四畳半一間の下宿で自炊もした。
当時の家賃相場は、タタミ1畳1,000円だった。
学費は別にして仕送りは月1万円弱。
家賃は別だが、生活費を3,000~4,000円で賄った。
法学部に入学したのは、弁護士になりたかった訳ではない。
文化系の学部で一番つぶしが効くと思ったからだ。
ところが仲の良かった友達が皆、司法試験を目指していた。
司法試験を受けたのは、日本一難しい試験と言う事がわかっていたので、挑戦するのが格好良く見えたから。
この時、司法試験を受けなかったら別の人生になっていたかも知れない。
司法試験を受けたことも、人生の転機だと思う。
◆問題、障害或いは試練は?どうやって乗り越えたのですか?
挫折を乗り越える力は、頑張ろうとする自分の力。
生きる事自体が挑戦で、「生きる=頑張っている」ということになる。
それに気付かない人が多い。
生きる事は、最後の瞬間までが挑戦だ。
上手い事を言ったなと思うが、松本清澄は晩年、生きる事は執念だと言い、執念とは挑戦だと言っていた。
頑張っている自分に気付くには、自分を見つめることだ。
自分とは何か?を知る。
自分とは何か?を考えないで生きていては目的も何も見えて来ない。
何のために生きているかもわからない。
自分の存在意義がわからなければ、何のために苦労しているかもわからない。
これはもう紀元前からの命題でもある。
自己を考える。
「考える」事自体が大切な事。
生きると言う事にフォーカスすると、自分が定まって来る。
己を知る事が大事。
人類は宇宙の中で生きている。
宇宙は壮大で、人間の25年や100年は、宇宙からしたらほんの一瞬でちっぽけなものだ。
地球が出来て25億年と言われているが、今見る星の光が何億光年も先の過去から届いていることを考えると、いくら長生きをしたとしても人の一生は瞬間のまたたきにもならない。
だからこそ人は、その瞬間の中に永遠を求める。
瞬間と永遠の関わりから哲学と言うものが生れて来るのだろう。
永遠の中の瞬間だから、永遠とは無縁ではない。
宇宙の中で生きている、自分の存在意義は何かと言う事になる。
これは比較的幼少期からずっと考えて来た事で、これからも考え続ける。
自己を見つめ考える事は、生き方への挑戦である。
今は混迷の時代に入り、世界の最大の課題は哲学だと言われている。
日本の弱さは、ある種哲学の弱さ。
哲学がないと、世界の中で人間として対等に渡り合えない。
ようするに世界の中で堂々と胸を張って存在出来ない。
今こそ哲学が必要な時。
政治家やリーダーと呼ばれる人は皆、哲学を持っている。
人生哲学、健康哲学、ビジネス哲学、等。
武士道もそうだ。
哲学と行動学を合わせたのが武士道で、実践行動哲学と言われている。
また魂を込める事が大事。
「政治に魂を込める!」これは私のスローガンだ。
政治は政策も大事だが、魂を込めることが大事。
誰がやるかではなく、魂が込められるかどうかだ。
◆夢は?
元気に生きる!
これは、この世に生を受けたものの義務だとも思う。
100歳で10Kmマラソン!美酒に酔う!
を目指している。
丸山和也オフィシャルサイト
http://maruyama-kazuya.jp/
行列のできるブログ「丸山法師の徒然草」
http://yaplog.jp/k-maruyama/
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