憧れを実現する法曹王



伊礼綜合法律事務所

弁護士

森 大輔氏

2012.9.7 1600


森大輔

 

◆業種

弁護士

 

 

子供のころになりたかったものは?

1、プロ野球選手

小学生の頃から野球をしていたため。

2、弁護士

中学生の頃から、海外の映画をビデオで好んでよく観ていた。

アメリカの法廷シーンに憧れ弁護士になりたいと思った。

 

ケビン・コスナーが主演(検事役だが)している「JFK」の法廷シーンは今でも印象深く残っている。

 

これから法曹を目指す人には是非お勧めしたい。


毎日欠かさずしていることはありますか?

ゴルフの素振りと腹筋

腹筋台を購入し、昔は100回以上していたが最近は50回から60回に留まっている。


自分の支えになった、或いは変えた人物・本は?

ありきたりだが、やはり挙げるとすれば両親

弁護士になるまで多少の時間がかかったが、一度も諦めるよう言われたことがない。

 

ずっと信じてくれて、支えてくれたことについては返しきれない恩がある。

 

いつでも「好きなことをやりなさい。」と言い続けてくれたことには本当に感謝している(ただ、両親には感謝している素振りを全く見せたことがない・・・)。

本が自分を支えた、或いは変えたという認識はない。

 

但し、影響を多少なりとも受けたものはある。

 

例えば、中学や高校生の頃は「落合信彦」が当時好きでよく読んだ。

 

特に、「2039年の真実」は傑作だった。

 

おかげで少しは社会に興味を持てるようになったと思う。

 

生き方論や精神論を書いた本については全く共感しなかった(笑)。

 

この頃に、批判しながら本を読むということで、自分なりの考えなどが形成されていったのかもしれない。

 


人生の転機はいつどんなことでしたか?

2つあると思う。

 

一つは中学一年生の頃。

 

当時は、悪ふざけが過ぎていた様で、やはり学校で問題(喧嘩)を起こしてしまった。

 

親が色々なところに呼び出され、謝罪をしなければいけない事態になった。

 

このときに、人に手を出すとこんなにも大事になるのかと社会のルールの厳しさを身をもって知った。

 

当然だが、それ以来、人に手を出すことはなくなった。

 

また、親から怒られると思ったが、実際は怒られるどころか、「大したことはない。」と言ってくれた。

 

とても動揺していた自分には大変な救いだった。

 

これ以上、親には迷惑をかけまいと真剣に思った。

 

おそらく、そこから勉強もするようになったのではないかと思う。

 

もう一つは、高校3年生のとき。

 

関西の大学に行くか、地元(福岡県)の大学に進学するかで悩んでいたときに、担任の先生から「東京の大学に行きなさい」と言われたこと。

 

そして、弁護士になるなどという夢はすっかり忘れていた自分に対して「法学部に行きなさい」と言って推薦をくれたこと。

 

今になって思えば、なぜ法学部に行けと言ったのか分からないが、この担任の先生がいなかったらまた別の道に行っていたかもしれない。


問題、障害或いは試練は?どうやって乗り越えたのですか?

常に問題、障害や試練ばかりである。

 

今でもどうやったら乗り越えられるのか分からない。

 

ただ、司法試験という試練は経験したが、それを乗り越えるためには3つのポイントがあったと思う。

1つ目は、

「途中でやめない」決意。

小学校から続けてきた野球を高校入学直後にやめてしまった。

 

これは本当に失敗だった。今でも後悔している。

 

このような「途中でやめる気持ち悪さ」を二度と経験したくなかった。

 

その思いがとても強く、がんばり続けることが出来た。


司法試験も途中でやめてしまえば死ぬまで気持ち悪さが残ったと思う。

 

そのような人生だけは送りたくなかった。


2
つ目

友達の存在。


必要以上に孤独に陥らなかったのは友人のおかげだと思う。

 

一緒に勉強するだけではなくて、飲みに行って気晴らししたり、そういった時間を共有できる仲間がいなければ到底続けることはできなかった。

 

友達に関しては、何かをしてくれたということではなく、何より存在してくれたことが支えになった。

3つ目


どんな状況でも楽しみを見つけること。

 

これが、困難なことを乗り越える秘訣でもあると思う。

 

困難なことを乗り越えるには時間も要する場合がある。

 

そんな時は、じっとその時間を耐えなければならない。

 

そうであれば、その耐える時間を楽しく過ごした方が最後まで頑張れるはずである。

 

苦しい中にも、自分なりの楽しみを見つけることができるか、それはとても大事なことのように思える。

 

真面目一辺倒だけで突き進むと大きな壁は乗り越えられないのではないか。

 

自分は、模擬試験を受けた後に友達と飲みに行くことが大好きだった。

 

そこで、試験とは全く関係のない馬鹿話ばかりして本当に楽しかった。

 

よく、「飲みにも行かない人は受からない」という言葉を耳にしたことがあるが、ある意味的を得ているようにも思える。

 

お陰で苦しいながらも楽しい受験期を過ごすことができた。

 

何事も楽しめるようにならなければ良い結果がでないのではないかと思う。


夢は?

仕事を長期間休んで、家族や友達と共に、世界中の名門ゴルフコースを巡りたい!