アメリカ生まれグローバル育ちの大和魂！？プレジャー王！

パイオニア株式会社

国際教育担当ＭＢＡ

ギルバートＣ・エスピネリ氏

◆子供の頃になりたかったものは？

 

1、Astronaut（宇宙飛行士）

ＮＡＳＡで働きたかった。

 

2、子供のドクター

 

◆毎日欠かさずしていることはありますか？
　お祈り。

 

◆自分の支えになった、或いは変えた人物・本は？

1、母親

大学の勉強は、大変難しく苦悩した。

そんな時、母は、いつも「just do it（やってみよう！）」「yes you con(あなたはできる！)」と言って励ましてくれた。

というより、それしか言わない。

だからこそ、自ら何でも調べ、前向きに突き進むことができた。

2、歌の先生

アメリカの教会で歌のレッスンを受けていた。

この先生は、教え子にダイアナロスがいるほどの凄い人だ。

なぜ、そんな凄い人が自分たちの教会に来たのかわからないが、大変お世話になった。

特に、音楽というよりメンタル的なこと「ライフリフレッシュ」を教えてもらった。

先生はいつも「ギルバート、あなたは忙しすぎる。一日に一回は１０分から１５分、目をつむりソファーに横たわって何も考えない時を作らないとダメよ。」といっていた。

「１０分から１５分あったら色々できる。僕は、あれもしなきゃ、これもしなきゃいけないんだ。」と訴えても「ライフリフレッシュ」の大切さを教えられた。

「ギルバート、どんなに忙しくてもストップタイム・ブレイクタイムは必要よ。」

お陰で、とても前向きな人生を送る事ができた。

３、作詞家「中山大三郎」先生

　日本に来て、色々な「のど自慢」に出場した。

大学を卒業して文部省を通して日本の中学校の英語教師になった。

配属先は宮崎県だった。

その後、大学の学長になりたくて、ＭＢＡ取得のためアメリカに戻った。

しかしＭＢＡ取得後、日本が好きで宮崎に戻ってきた。

元々、父が軍人だったので、産まれて２週間後から３歳まで日本で過ごしたことがある。

更に、小柄だったため、強くなりたくてアメリカで空手を習っていた。

そこで、技術だけでなくマインドも学んだ。

そのことも日本好きに影響しているのかもしれない。

もちろん、宮崎県の人々が、「戻ってこないか」と誘ってくれたためもある。

その頃に、「のど自慢大会」宮崎選手権に出場し、なんと、演歌を歌って準優勝することが出来た。

その時の、審査委員長が中山先生で、その時から、とても目をかけてくれるようになった。

更に、東京に呼んで弟子にしてくれたのだ。

昼間は、大手企業で英語を教え、就業後は毎日レッスンを重ねた。

今でこそ、外国人のプロ演歌歌手がいるが、当時は、外国人演歌歌手のメジャーデビューを本気で考えてくれる人はいなかった。

ところが、中山先生は違った。

何事にもポジィテブだ。

いつも、何があっても「ギルバート、出来るよ！出来るよ！」と言ってくれた。

「ＮＨＫのど自慢大会」で審査員を務めていても、参加者をけなすような発言を聞いたことがない。

常にポジティブだ。

そして相手もポジティブにしてしまう。

又、演歌歌手としての雰囲気・イメージ作り、お金の扱い方全てを教えてくれた。

更に、色々なところに連れて行ってくれ、凄く偉いプロデューサーなど音楽関係者に紹介もしてくれた。

中には、心無い言葉をかけられることもあった。

そんな時も先生は、いつも笑って「できる。できる。信じているよ。」と言ってくれた。

物凄く前向きな生き方を学んだ。

そして、プロ演歌歌手を目指していた。

ところが中山先生が亡くなり、マイドリームも終わった。

しかし、ゴスペルも好きだったので、１９９８年からゴスペルコーラスに所属していた。

そこで、ベストパートナーの妻とも出会ったし、ゴスペル演歌仲間とも出会った。

更に、その仲間と「演歌フレンズ」というグループを結成し、ＣＤデビューを果たすことができた。

 

◆自分の人生を変えたきっかけになった言葉は？
　「ウォルトディズニー」の言葉。
If you can conceive,  (think)
and you believe,     (believe)
you will achieve      (get)

もし、夢がかなった場面を、細かく詳しく頭の中に描くことができたなら、そしてそれを本当に信じたら、あなたの夢は叶う！

 

◆人生の転機はいつどんなことでしたか？

　中山大三郎氏と出会ったとき。

英語の先生だけでなく、演歌歌手としての道を開いてくれた人

物凄く尊敬している。

 

◆問題、障害或いは試練は？どうやって乗り越えたのですか？

 

　宮崎から東京に出てきたときの住宅問題。

 

東京の大手企業に社員として所属しているにも関わらず、アパートを借りるとき、外国籍だからというだけの理由で断られた。

どこの不動産屋にいっても貸してくれない。

外国人が、家賃を支払わないで逃げてしまう事件が多発していたために警戒されていたのだ。

住む所が無ければ、就職が決まっても働けない。

本当に困った。

自分の力ではどうすることも出来ないので、ポットキャスト（Web上に公開されたもの）で前向きなレクチャーを聞いたりして、神様に祈った。

すると、老夫妻の経営する小さな不動産屋に出会った。

そこはとてもウエルカムで、直ぐにアパートの契約も出来た。

お茶だけでなく、パンや漬物で歓迎してくれた。

ポジティブな心と祈りで乗り越えた。

◆夢は？

　自分の会社を作ること！

日本に来て１７年になるが、日本人のための英会話スクールを作る。

自分は、日本人に英語を教えることがプレジャー（楽しくて仕方がない）！

「教えなければ！」という使命感ではなく、本当に好きだからなのだ。