データに潜む顧客の本音を明らかにして、ビジネスチャンスをつくる
株式会社 代表取締役 氏
見た目の数値だけでは、顧客の本音はわからない
大手シンクタンクから独立して24年。国 の機関や自治体から小売業まで幅広い顧客を抱えています。シンクタンク在籍時は、政府の施策関連など大きなテーマを 扱うことが多く、結果が出るまでに3~5年、時には10年もの歳月を要しました。
「もっと身近なテーマで、反応が早い仕事がしたい」
そんな気持ち が高じて起業に至り、現在、データアナリストとして企業のマーケティングや経営管理、チラシやコマーシャルの効果検証、アンケート調査などを手掛けていま す。
データ分析は、個人の経験や技能に大きく左右される仕事です。
同じデータを同じ手法で扱えば、誰が集計しても同じ結果にはなりま す。
しかし、同じ結果でも、どこに着目するのかが重要です。
問題解決の手がかりは、見えにくいところに潜んでいるもの。
表に現れた数字だけを見て対策を 打っても、全く効果がないどころか、かえって裏目に出ることさえあります。
たとえば外食産業のアンケート調査で、『ヘルシーな食べ物にこだわっている』という回答が多かったので野菜中心のメニューを増やしたら、期待に反して売れなかった、ということはよくあります。
ヘル シーな食べ物にこだわる気持ちと、商品を買うという行動は、果たして連動しているのか。
さらに、“ヘルシー”にこだわらないと答えた人の行動はどうなのか。
データに潜む本当の意味を明らかにするには、表の事実と裏の事実の狭間にある確かなつながりを、系統立てて可視化する必要があります。
意識と行動のギャップを分析して、チャンスとリスクを把握
ある食器の品評会では、カラフルな製品に好意的な来場者が多かったものの、「お土産に好きな食器をプレゼントします」と言ったところ、ほとんどの人が白無 地の皿を持ちかえったというエピソードも。
意識と行動は、必ずしもリンクするとは限らないので、表面だけ見ていると、リスクを気付かず放置したり、ビジネ スチャンスを見逃す恐れがあります。
フィットネスクラブにおける有望会員(2年以上継続利用している会員)の満足度を高める施策を明ら かにするアンケート調査を実施した時のこと。
対象となる方たちは、トレーニングジムをよく利用していたので、単純に考えると、マシンやスタッフを増やせ ばいいと思われたかもしれません。
しかし、2年未満の会員の回答と比較して、データを詳細に分析すると、ジムへの投資は逆効果だとわかったのです。
本当に 効果的な対策は、サウナやジャグジーなどスパ施設を充実させることでした。
もし、見た目の数字に惑わされてジムに投資していたら、長年通っている優良顧 客を失っていたかもしれません。
表に現れた数字が、回答者の本音と一致しているとは限らないのが、アンケート調査の複雑なところなのです。
分析結果は、グラフや表をまじえて視覚的にわかりやすくまとめているので、数字が苦手な人でも直観的に認識することができます。
課題の全体像や解決への筋道を示したマップやランキングチャートを用いて、 ひと目でわかるような情報提供を心掛けています。
複雑なデータからシンプルな本質を導いて課題を解決
ポイントカードやPOSレジで集めたデー タも、使いこなせなければ宝の持ち腐れです。
データを上手に活用して顧客の特徴をつかめば、もっと効率のいい企画や販促イベントを行うことができるし、 店舗や売り場、チラシのレイアウトを変えて、購買行動に結びつけることもできます。
通販でも、メールに反応のある人・ない人の違いや、商品 への満足度を調べてみると、今後も利用してくれるお客さまの特性が見えてきます。
たとえば化粧品のアンケートで、「値段が高い」「量が少ない」という答 えがあったとしても、それが買わない原因とは限りません。
品質に満足していれば、高くても買うかもしれないし、量を増やしても、容器のデザインが不満だと 買わないかもしれない。
お客さまの複雑な欲求を知るには、プロによる調査と分析が欠かせません。
ビッグデータの時代が到来して、ますま す情報は収集・蓄積されています。
しかし、膨大な情報の海に溺れ、かえって本質が見えなくなることも多いのではないでしょうか。
社名のデータムとは、物体を測定して比較するための“基準”のことです。
これを拡大解釈して、判断や選択、行動の拠り所となる基準を明らかにすることで、課題解決 に役立てよう、という想いを込めました。
適切な基準を導き出すには、表に見える事実と裏に潜む事実を公平に比較して、ギャップを検証するプロセスが必要です。
複雑なデータから、シンプルな本質を導く。
課題解決への道筋が立たなかった場合、料金は無料なので、売上や顧客満足度を向上させ たい店舗や企業は、相談ください。
私の強み
視点を転換し、成果および気づきにつながる情報をお届けします。
成果、気づきにつながる基準を導き出すデータアナリスト。
データ集計、グラフ・分析レポート作成、マーケティング予測モデル開発などを通じて、課題解決に 役立つ情報を整理整頓、かつ、ひと目でわかる形で提供する。
プロフィール
経歴
1961年生まれ。茨城県水戸市出身。水戸第一高等学校、一橋大学社会学部卒業後、三菱総合研究所に入社して市場開発部、行動科学研究室に所属。 1991年同社退社及び有限会社データム設立。1992年、株式会社に変更して現在に至る。専門は市場調査、統計解析、マーケティングモデル開発。
実績
◆主な業務実績
・主に厚生労働省の仕事を担当。労災事故を防ぐ有効対策の調査分析
・自治体関係の住民満足度調査
・CS調査分析プロジェクト担当
・マーケティングモデルの開発プロジェクト担当
・広告効果調査分析プロジェクト担当
◆主なクライアント
・広告代理店
・シンクタンク、政府系の調査機関
・インターネット調査会社
・大学
◆著書
・共著『マーケティングの意思決定を最適化する最新技法―違いが分かれば、チャンスが見える』(生活情報センター)
会社名 株式会社
代表取締役
業種 データアナリスト
所在地 〒101-0034 東京都千代田区神田東紺屋30番地 サンハイツ神田ビル8F
電話番号 03-3255-6851
営業時間 9:00~18:00
定期日 土・日・祝日
ホームページ http://dtum.co.jp/
事業内容
■アンケートデータ入力・集計・分析
■マーケティング予測モデルの開発
■意思決定支援ツールの開発・販売
取り扱い分野
■アンケートデータ入力・集計・分析
■マーケティング予測モデルの開発
■意思決定支援ツールの開発・販売
特徴
弊社はデータ集計&分析を行っている会社です。私どもがお届けしたいのは、事実に潜む大切なもの(目的とする対象を大きく変化させる要因、意識を大きく変化させる気づき)を分かりやすくする情報です。
アンケート等のデータ集計結果に関する悩みに、次のようなものがあります。
●アンケート集計から得られる結果は当たり前で、新たな気づきは得にくい。
●アンケート集計結果にもとづき、良かれと思って行った施策の実績が芳しくない。あるいは裏目に出た。
●顧客満足度等の目標を設定したが、それを達成するための手がかりや見通しがよく分からない。
実 は、これらの悩みには共通点があります。それは集計結果(事実)の段階で、大切なものを判断している点です。集計結果は事実データです。もちろん、最初の 段階において事実データをありのままに捉えることは、とても大切です。しかし、その意味(事実データに潜む大切なもの)もありのままとは限りません。ここ に上記の悩みが生じる原因があると考えられます。
では、第2段階において、事実データの意味はどう捉えたらよいのでしょうか?解決のカギ は「クロススタイル」にあります。物事が混沌と見える時だからこそ、事実に潜む意味を明らかにし、目的へ向けて適切な判断をするには、データ分析の基本ス タイルである「縦×横の公平な比較」が、より一層重要になります。なぜなら、意味・価値・気づき、そしてそこから派生するチャンスや成果も、すべて比較の
問題だからです。
公平な比較を促すクロススタイルを活かして、事実に潜む大切なもの(要因、気づき)を割り出し、課題解決の見通しが立つように、整頓した情報を導き出します。
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